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発言する保護者ネット

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橋下市長と大阪維新の会が掲げる「教育基本条例案」で、本当に大阪の教育は良くなるのでしょうか。私たちは、子どもたちのための教育改革を願って発言をはじめます!

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「公募校長」に関する意見書を提出しました。

2013.09.28 00:25|声明文
保護者ネットは、不祥事が続く「大阪市の公募校長制度」について、
大阪市教育委員会に意見書を提出しました。

「意見書」PDFはこちらからhttp://hogosyanet.web.fc2.com/20130927.html
意見書1
意見書2
意見書3
意見書4
意見書5
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【桜宮高校入試中止の件】大阪市教委への要請書

2013.01.18 23:53|声明文
桜宮高校の入試中止など、一方的かつ拙速な対応策では問題解決になりません
教育委員会は、冷静かつ慎重な判断をしてください
―感情的・強圧的な意見を排して、教育的知見に基づく適正な判断を求めます―

2013年1月18日
大阪市教育委員会 御中 

                   発言する保護者ネットワークfrom 大阪

【要請事項―――― 私たちの思い】
1 桜宮高校の在校生・受験生を混乱させる対応をとらないでください。
2 桜宮高校の在校生の精神的ケアに配慮してください。
3 政治家などによる感情的・強圧的な意見に追従せず、子どもへの教育的配慮をもった冷静な判断をおこない、公平かつ中立の委員会としての職責を果たしてください。


【要請の理由】
私たちは、現役子育て世代が集まるネットワークです。 「子どもに寄り添う教育」を願って、学んだり語り合ったりしながら、情報や意見を発信しています。
大阪市立桜宮高校で体罰を受けた生徒が自殺するという痛ましい事件が起きました。その後、この件に関して橋下市長の言動が連日大きく報道されており、教育行政に与える否定的影響を心配しています。
生徒や保護者がさらに苦しむ結果をもたらさないよう、次のとおり要請します。


1 桜宮高校の在校生・受験生を混乱させる対応をとらないでください。

橋下市長は、わずか1か月後に迫った桜宮高校の入学試験について、今になって突如として中止すべきだと発言し、その予算執行を停止すると述べています。たとえば1月17日の記者会見では、「(桜宮高校は)子どもを迎えられる体制ではない。受験生がかわいそうといったことよりはるかに深刻な事態」、「(今春の入試は)あきらめてもらう」と述べています。
しかし、今年の受験生にとって、自分が目標として目指してきた高校への入学試験は、一生に一度の大事な機会です。そして、このために長い期間をかけて勉強と準備を重ねてきたのです。それを直前期の今になって、受験生自身には責任がない事情に基づいて、突如として目標が失われることの喪失感や無念は重大です。
また、橋下市長は、桜宮高校の教師を総入れ替えすべきだとも発言しています。しかし、これは生徒に対する教育と指導の継続性を一気に断絶させるものであり、生徒・保護者・学校現場に大きな混乱を与えてしまいます。
大阪市教育委員会は、このように大きな混乱を生じてしまう措置を安易にとらないでください。


2 桜宮高校の在校生の精神的ケアに配慮してください。

桜宮高校の在校生は、生徒の自殺という重大な事実に衝撃を受けていると思います。その精神面へのケアを充実していただくよう、お願いします。
いま大切なのは、今回の件を受け止めて、在校生・教員・保護者が深く話し合う機会を設けることです。政治家が学校に対する批判やバッシングを繰り返すことは、体罰と同じように一方的かつ強圧的な態度を示すものであり、こうした言動に接した生徒の心身への悪影響が心配されます。
大阪市教育委員会は、在校生の精神面へのケアについて、十分に配慮していただくようお願いします。


3 政治家などによる感情的・強圧的な意見に追従せず、子どもへの教育的配慮をもった冷静な判断をおこない、公平かつ中立の委員会としての職責を果たしてください。

生徒の自殺という痛ましい出来事が起きた場合に必要なことは、教師や学校に対するバッシングではなく、その背景事情を含めた十分な事実解明と再発防止策の策定です。
今回の件についても、市長および市教委から独立した公平・中立な第三者機関による調査が必要です。その際には、2011年6月1日付の文科省通知「児童生徒の自殺が起きたときの背景調査の在り方について」に沿った内容(遺族への適切な説明や意見聴取、弁護士だけでなく教育・スポーツ・医学・心理など他の領域の専門家も第三者委員会に入れること等)により調査が進められるべきです。
橋下市長は、桜宮高校とその関係者を対象にした攻撃的な言動を繰り返していますが、これは桜宮高校で生じていた問題の解決にならないばかりか、他の学校に通う生徒やその保護者の不安にこたえることにもなりません。
そして、大阪市教育委員会は、攻撃的かつ感情的な発言に左右されることなく、教育についての専門的知見に基づいて教育行政について責任をもつ行政機関として、公平性・中立性を保ちながら、冷静に職責を果たしてください。
                                          以上

【桜宮高校入試中止の件】橋下市長への要請書

2013.01.18 23:51|声明文
桜宮高校の入試中止など、一方的な提案は問題解決になりません
さらに生徒を苦しめる言動を中止してください
― 痛ましい事件が起きた緊急事態だからこそ、慎重で冷静な対応が必要です ―

2013年1月18日
大阪市長 橋 下 徹 殿 

                発言する保護者ネットワークfrom 大阪

【要請事項―――― 私たちの思い】
1 市長は、桜宮高校の在校生・受験生を傷つける言動を繰り返さないでください。
2 桜宮高校の入学試験実施のための予算執行を停止しないでください。
3 体罰をなくす方法について、保護者・生徒・教育関係者から十分に意見を聴取し、その合意のもとで解決策を推進してください。

【要請の理由】
私たちは、現役子育て世代が集まるネットワークです。 「子どもに寄り添う教育」を願って、学んだり語り合ったりしながら、情報や意見を発信しています。
大阪市立桜宮高校で体罰を受けた生徒が自殺するという痛ましい事件が起きました。その後の橋下市長の言動には、次のとおり問題点があると考えています。生徒や保護者をさらに苦しめる言動をとらないよう、次のとおり要請します。


1 市長は、桜宮高校の在校生・受験生を傷つける言動を繰り返さないでください。

橋下市長は、桜宮高校の全生徒・全教師が責任を負うべきであるかのような発言を繰り返しています。一例として、1月15日の記者会見では、「仲間が死んだのだから、今何をすべきか考えてもらいたい。この状況で部活をやったら、人間としてはダメだ」と発言しています。
この発言は、体罰が横行するなかでの学校生活を余儀なくされていた在校生が、さらに罰を受けることを当然視するかのようです。また、生徒や保護者の意見を聞くこともないままに、こうした発言を繰り返しているという点にも問題があります。
いま大切なのは、今回の件を受け止めて、在校生・教員・保護者が深く話し合う機会を設けることです。上からの「禁止」や「命令」を振りかざすのは、体罰の延長線上にある同じやり方です。これでは、体罰の温床をなくして本当の解決を実現することは難しいと思います。


2 桜宮高校の入学試験実施のための予算執行を停止しないでください。

橋下市長は、1か月後に迫った桜宮高校の入学試験を中止すべきと発言し、その予算執行を停止すると述べています。たとえば1月17日の記者会見では、「(桜宮高校は)子どもを迎えられる体制ではない。受験生がかわいそうといったことよりはるかに深刻な事態」、「(今春の入試は)あきらめてもらう」と述べています。
しかし、今年の受験生にとって、自分が目標として目指してきた高校への入学試験は、一生に一度の大事な機会です。そして、このために長い期間をかけて勉強と準備を重ねてきたのです。それを直前期の今になって、受験生自身には責任がない事情に基づいて、突如として目標が失われることの喪失感や無念は重大です。
入試を中止する権限をもたない市長が、教育関係者や学校現場の意見も聞かないままに入試の中止を強く主張して妨害しようとするのは、まさに体罰と同じく一方的かつ強圧的な手法であり、真の合意形成や問題解決とは程遠いものです。


3 体罰をなくす方法について、保護者・生徒・教育関係者から十分に意見を聴取し、その合意のもとで解決策を推進してください。

生徒の自殺という痛ましい出来事が起きた場合に必要なことは、教師や学校に対するバッシングではなく、その背景事情を含めた十分な事実解明と再発防止策の策定です。
今回の件についても、市長および市教委から独立した公平・中立な第三者機関による調査が必要です。その際には、2011年6月1日付の文科省通知「児童生徒の自殺が起きたときの背景調査の在り方について」に沿った内容(遺族への適切な説明や意見聴取、弁護士だけでなく教育・スポーツ・医学・心理など他の領域の専門家も第三者委員会に入れること等)により調査が進められるべきです。
橋下市長は、桜宮高校とその関係者を対象にした攻撃的な言動を繰り返していますが、これは桜宮高校で生じていた問題の解決にならないばかりか、他の学校に通う生徒やその保護者の不安にこたえることにもなりません。

橋下市長は、私たち現役子育て世代の声をじっくりと聞いていただき、子どもと保護者を苦しめる言動を繰り返さないように、強く求めます。
                                          以上

「授業アンケート」大阪府教育委員会への要請書。

2013.01.16 12:06|声明文
保護者、子ども、先生が、もっと信頼しあい協力しあえるために・・・  
私たち保護者は、先生方に「点数」を付けたくありません
――「授業アンケート」は、教育の場に不協和音をもたらします ――

2013年1月15日 大阪府教育委員会 御中 

発言する保護者ネットワークfrom 大阪

【要請事項―――― 私たちの思い】
1 大阪府教育委員会が実施しようとしている「授業アンケート」に対して、多くの不安の声があがっています。根本的な再検討または中止を決定して下さい。
2 私たち保護者は、先生方の勤務評価に直結するアンケートに答えたくありません。このようなアンケートは、保護者と先生方との関係を、信頼関係や協力関係ではなく、「評価する者と評価される者の関係」にしてしまいます。
3 私たちは、今の教育現場や先生方に不満がない訳ではありません。しかし、問題解決のために必要なのは、先生の勤務評価を下げる一方的なアンケートではなく、相互理解のもとでの率直な意見交換、そしてチームワークだと思います。アンケートの実施は、そうした努力の方向性に水を差すのではないでしょうか。

この要請書の後半で、保護者の声を紹介しています。ぜひ耳を傾けてください。


【要請の理由】
私たちは、現役子育て世代が集まるネットワークです。 「子どもに寄り添う教育」を願って、学んだり語り合ったりしながら、情報や意見を発信しています。
大阪府教育委員会が計画する「授業アンケート」には次のとおり重大な問題点があると考えています。

1  授業内容を評価するアンケート結果が先生方の勤務成績に直結させられることになると、私たち保護者と先生方の関係は、信頼関係や協力関係ではなくなり、「評価する者と評価される者の関係」になってしまう心配があります。
たしかに保護者にとって、授業やクラス運営の様子はとても気になる関心事です。しかし、それだけではなく、友達関係や生活態度を含めた学校生活全般についても心配や不安は尽きません。だからこそ、先生方とは、どんなことでも気軽に相談したり率直に意見交換できる関係を築いておきたいと願っています。「授業アンケート」が実施されてしまうと、その評価項目(授業やクラス運営)に気が取られてしまい、一人一人の子どもの状況に寄り添った指導よりも、髙い勤務評価を受けるための授業進行ばかりに目がいかないでしょうか。

2  もう一つ、「授業アンケート」に問題を感じるのは、先生に意見を伝えるアンケートではなく、先生の頭ごしに教育委員会へ「先生の評価」を通告してしまう点です。
先生は、保護者や子どもがアンケートにどのような回答をしたか原則として知ることができません。これでは、保護者と先生が心を通わせ合う関係づくりに水を差してしまわないでしょうか。

3 私たち保護者は、いまの学校教育に不満がない訳ではありません。しかし、何か問題が起きたときに、一方的なアンケートによって先生の勤務評価を下げれば解決するということはありません。これでは保護者と先生の相互理解も深まりません。むしろ、不信感や対立感情を深めてしまわないでしょうか。
トラブルや課題に直面したとき、保護者も先生も一人で対処するのではなくチームワークが大切だと思います。先生が、自分の授業やクラスの問題を一人で抱え込まずに、多くの先生方と協力しあって、多くの保護者にも協力を求めていただいて、一緒に課題を乗り越えられればと思います。
ところが「授業アンケート」は、一人一人の先生方をバラバラに評価します。いじめなどの問題が起きたとき、先生方が協力しあって解決しようとする動きが弱まり、むしろ「自分の評価につながらないことに協力する余裕はない」、「他のクラスのいじめのことで足を引っ張られたくない」、ということになってしまわないか不安です。

4 「授業アンケート」は保護者だけでなく子どもからも集めるという点も、問題があると思います。子どもは、ときには先生から叱られたり厳しく指導されながら成長します。一時的には先生に反発することもあるでしょうが、それも成長過程に必要なことだと思います。
ところが、子どもからも「授業アンケート」を集めることになると、先生方の指導に支障が生じないでしょうか。子どもにとっても、叱られたときに「アンケートで仕返しをしよう」と思わせないか心配です。先ほど述べたとおり、「授業アンケート」は子どもの意見を先生に伝えるものではなく、学校や教育委員会に「評価」を伝えるものです。このようなアンケートを一律に実施することは、さまざまな子どもの成長発達過程において適切とは思えません。
また、匿名のアンケートではなく、児童・生徒の氏名を明記させてアンケートをとる点にも、重大な問題があると感じます。

5 このほかにも、たくさんの保護者から、「授業アンケート」への不安と心配の声が寄せられています。その一部を紹介します。

* うちの子達は『先生に良い成績をつけて貰いたいので全員の先生の評価を満点にする』と言っています。
教育の専門家でもない親が先生を評価するなどとんでもない事です。正当な評価には決してならず、学校が大変混乱すると思いますので止めて下さい。    (中2・高3の母)

* 私は、学校で子どもが生き生きと過ごすために、先生と協力したいと思っています。先生に「こうしてほしい」という意見を言う場は大切ですが、このようなアンケートで先生を評価することが、良い教室を作るとは思えません。       (小1・小3の母)


* 今後、実施されていくらしい教員評価アンケートに反対です。
小学校では、担任だけが子どもを見ているのではない、先生方がチームを組んで見守っているとお聞きしました。
こんなアンケートで先生方が序列分けされてしまえば、先生同士がぎくしゃくしてチームで動く妨げになります。それでなくても昨今は、先生方お一人おひとりが孤立しやすい状況にあると聞きます。
これではグループで研究したり、切磋琢磨することもできません。
結果、安っぽく評価を気にする教師が増えて、子どもが損害をこうむるように思えてしかたありません。                         (10歳の子の母)
  

* 先生方と話し合う機会は、参観日・懇談会・家庭訪問などがあります。いつでも気軽に話し合える関係が大切だと思います。先生の頭越しに、いきなり教育委員会へ「勤務評価」を伝えるアンケートなんて不要だし逆効果だと思います。    (3歳・7歳・9歳の父)


* 子どもも親も記名有りでアンケートを本音でなんてとても書けません。先生を評価するという重い責任を負う事も出来ないです。親が学校に関わり、意見する機会は沢山あります。
子どもと先生と親とのつながりを壊さないで下さい。      (中2・高3の母)
  
  
* こんなアンケートやめて下さい、って学校に手紙を差し上げたら、小・中学校どちらの校長先生からも丁寧にご返事の電話いただきました。「お父さんのおっしゃるとおりです。しっかり教育委員会に伝えます」って。現場の意見を無視して生徒と教員、保護者をいじくることはやめて下さい!                   (小4、中2の子の父)


* 自分が実際授業を受けているわけでないのにまともな評価などできるはずがありません。人の評価はそんなに簡単なのですか。とても書く気になりません。
このアンケートをとって今後の学校教育にどう役立てるのか、具体的な話も全く見えてきません。「誰が見て」「どう処理して」「どう改善する」のですか。
学校を良くしよう、教育を良くしようという気持ちも全然見えません。
「子供を教える」という仕事に携わる人たちがこんなやり方しかとれないのか。
このアンケートが私にもたらしたものはあなたたちへの不安と不信感です。
 (大1、中1の子の母)


* 保護者は授業を受けてないので,授業や先生の評価に関するアンケートに適正に答えることは,無理。
子が答えた場合も,「授業アンケート」の結果を先生が見ることができないのは変だし,用紙に子の名前が予め印刷されていて,「どの子がどの質問にどう答えたか」が紙の上に残るのは気持ち悪いし,そんな記名アンケートの提出が実質義務づけられているのも,すごい負担感がある。
妹の子が行く私立中では,アンケートは無記名で,提出も任意ですよ?
人間に対して商品の品質管理をするかのような,「上から目線」のおかしなチェックを公立校でするなんて,本当に非常識です。するなら,『先生と生徒の意思疎通』を目的とするアンケートを。                         (14才の子の母)


* 子ども達にとっても小中学校時代は、人格が形成される、いちばん大切な時期。
そんな将来への影響の多い多感な時期に、個々の想いだけで“人を評価させる”ということを、当たり前に行わせることに、危惧を感じます。        (大学生の母)


* 学校は生徒を真ん中に先生、保護者、地域で育んでいくものです。こんなアンケートでは、生徒、先生、保護者が分断されます。
学校を良くしようと思うなら先生にわかりやすく記述式にして必ず見せてください。
先生に見せないない。もしくはマークシートを止めないなら、学校を良くする事に繋がらないので、すぐに授業アンケートなどという先生も生徒も保護者も馬鹿にしているものは止めてください!                   (小学生1人、中学生2人の母)


* 子どもと保護者が先生に点数、評価をつけるアンケート、有害無益と思います。
先生に、子どものために質問したり、時には意見を申し上げたいときは連絡ノートに書いています。
担任の先生で埒があかない、と思うなら教頭先生や校長先生をまじえて話せばよいでしょう。
そうした交流が、教育現場の風通しをよくし、良い学校を作っていくのではないでしょうか。
点数をつけるだけでは、先生だって、何をどう改善してよいかわかりません。
それどころか、評価を恐れて、教育指導にゆがみでるかもしれず、心配です。
(10歳の子の母)


* 先生を評価するアンケートに、ものすごい違和感を感じます。
授業や指導に関して、文章で無記名で書くアンケートならよりよい教育につながると思うので、賛成できますが主にマークシート形式というコンビニなアンケートは無意味。
無味乾燥な評価制度よりも保護者、子ども、先生がちゃんとコミュニケーションできる環境づくりをお願いします。                     (小4の子の母)

* 授業アンケートによって先生を萎縮させるだけで先生方との間に溝が出来、子どもの成長を一緒に見守る関係ではなくなることが何より心配です。    (高2、中2の母)


* 私は専門家でもなく、また現場を熟知すらしていないのに、人の生活(給与や待遇等)に影響するようなアンケートに、無責任に協力することはできません。
(大学生の母)


* 一体誰のためのアンケートですか?
教員を管理しやすくするためのアンケートではないですか?
私たちは、先生方とも校長先生とも、必要な時には日常的に話し合いを行っています。
わざわざアンケートにする意味は、私たちにはありません。
教育とは何か? をもっと真剣に考えてください。
あなた方の価値観で子どもを縛ることではありませんし、私たちを縛らないでください。
現場の生の声を聞きたいのなら、教員を評価するアンケートではなく、あなたたち自身が保護者や子どもたちからの要望を受け入れる為のアンケートが、まず先でしょう。
ご自身が安全な場所にいて、保護者や子どもには、教師を評価させるなんて、どんな偉そうなん?と思いました。                   (大学生・高校生の母)



 このほかにも、たくさんの保護者から、「授業アンケート」への不安や戸惑いの声が出ています。
大阪府教育委員会は、私たち現役子育て世代の声をじっくりと聞いてください。そして、よりよい教育を実現するために、一緒に協力していきましょう。
           

大阪市教育行政基本条例・学校活性化条例の拙速な成立に反対します。

2012.05.24 22:32|声明文
PDFファイルはこちら

教育の場には、「管理と競争」よりも「励ましと支え合い」が必要だと思います
子育て世代の声を、じっくり聞いてください


大阪市教育行政基本条例・学校活性化条例の拙速な成立に反対します

2012年5月24日
発言する保護者ネットワークfrom 大阪


【要請の趣旨】
1 大阪市会で審議されている「大阪市教育行政基本条例(案)」と「大阪市立学校活性化条例(案)」について、拙速な採決・成立をしないでください。
2 上記2つの条例案については、多数の保護者から不安や危惧の声が出ていますので、そのことに十分に配慮していただき、条例案の根本的な再検討あるいは廃案を検討してください。
3 学校は、管理と競争の場ではなく、一人一人が個性豊かに発達成長できる場です。ところが2つの条例案は、「目標」や「評価」を打ち出して徹底的に子ども・保護者・教員を競争させようとしています。学校に格差や序列化が生じ、さらには学校選択制と学校統廃合が進められることを危惧します。いま一度、立ち止まって保護者の声にじっくりと耳を傾けてください。
 この要請書の後半に、保護者28名の生の声を掲載していますので、ぜひお読みください。

【要請の理由】
私たち「発言する保護者ネットワークfrom 大阪」は、約90名の現役子育て世代が作るネットワークです。 「競争に追い立てるのではなく、子どもに寄り添った教育を」という願いをもって、学んだり語り合ったりしながら、情報や意見を発信しています。
今回、大阪市会で審議されている「大阪市教育行政基本条例(案)」と「大阪市立学校活性化条例(案)」には、次のとおり重大な問題点があると考えています。

(1)政治家である市長が、教育の「目標」を決めてよいのでしょうか(教育行政基本条例)
 教育行政基本条例は、大阪市長が「目標」を含む基本計画を作成すると定めています。教育委員会と協議することになっていますが、その結果として教育委員会が反対しても計画案を決定できることになっています。専門家や学校現場の意見を聴取する手続もないままに、政治家である市長や議会だけの決定で、教育の「目標」が決められてしまいます。このことに、強い違和感を感じます。
また、テストの点数や出席率などの数値を「目標」にされることにも不安を感じます。子どもたち一人一人がかかえる課題や悩みに寄り添わず、学校現場の実態からもかけ離れた「目標」が押し付けられるのではないか、とても心配です。

(2)学校ごとの「目標」が、先生の評価基準にされることの怖さ(学校活性化条例)
 学校活性化条例では、各校の「学校協議会」が目標達成度を評価したり、先生たち一人一人の職務状況に意見を言えることになっています。しかし、保護者でも卒業生でもない人が「学校協議会」のメンバーになり、教室での仕事ぶりや、子どもとの向き合い方について点検したり批判したりできるのでしょうか。
 学校ごとの「目標」は、校長先生が決めることになっています。その目標達成の度合いが、先生たちの勤務評価につながります。これでは、先生たちが一人一人の子どもに向き合うことよりも、市長や校長先生が決定した「目標」を達成することに追い立てられてしまいます。
先生たちの日々の努力への「評価」は、すぐに決まるものではありません。学校を巣立った子どもたちが、社会で生きていくなかで、先生たちから教わったことが生きてくるのです。テストの点数や出席率などで簡単に「評価」できるものではないと思います。

(3)教育は、市民の「意向」や「選択」によって左右されるもの? (教育行政基本条例)
 教育行政基本条例は、市民の「意向」や「選択」を把握するのが行政の仕事だとしています。一見するといいことにも思います。しかし、何が「市民の意向」なのかを見極めるのは大変です。しかも、「多数の市民の声」によって教育が左右されることがあってはならないと思います。
 私たちが望むのは、「一人一人の子どもに寄り添った教育」です。そのためには、一人一人それぞれの子どもたちに、平等に教育の機会が保障され、あたたかい教育の場が確保されることが必要です。どの地域に住んでいても、どの学校に入学しても、そこで十分な教育を受けられること。これこそが本当に大切だと思います。
橋下市長は、「市民は学校選択制を望んでいる。それが民意だ。」と言っています。しかし、実際には市民の意見は一色ではありません。学校選択制には不安の声も出ています。もし教育行政基本条例が成立したら、市長が「これが市民の意向だ、市民の選択だ」と決めたり、「公募された区長の意見が、民意だ」とすることによって、結局は一人一人の保護者の意見を聞くこともなく、教育制度が変えられてしまうのではないでしょうか。とても不安です。

(4)学校の格差や統廃合をもたらす「情報公開」でいいの?(教育行政基本条例、学校活性化条例)2つの条例には、教育や学校についての「情報公開」が掲げられています。これも、一見するといいことにも思えます。しかし、これまで市長が述べてきた「学校ごとの点数の公表」や、最近の修正案で出てきた「教師の評価の公表」などは、私たち保護者が望むことではありません。
テスト結果を公表することは、先生たちが「学校全体の平均点数」を上げることに追い立てられ、一人一人の子どもの「つまづき」の原因を取り除こうとする余裕を失わせてしまいます。むしろ、平均点数を上げるためには、「低い点数の子は無理だから放っておいて、中くらいの点数の子を伸ばすことに集中する」とか、「低い子はテストの日に休ませる」などという弊害をもたらします。そのような実例は国内にも海外にも実在します。
テスト点数や勤務評価についての情報公開は、学校選択制のもとで学校を選ぶ判断材料とされます。それによって児童生徒の集中、学校間格差、学校統廃合が急速に進むのではないでしょうか。
競争にさらされるなかで、居場所のない子どもたちを排除してしまう結果にならないでしょうか。そのことも、とても心配です。
私たちは、そんな殺伐とした競争をもたらす「情報公開」は望んでいません。

(5)政治が、家庭の教育力を「向上」させるとは、どういうことでしょうか(教育行政基本条例)
 教育行政基本条例は、政治の力によって「家庭の教育力を向上させる」としています。しかし、これは、今年5月8日に撤回された「家庭教育支援条例」と同じ違和感を感じます。特定の「子育て法」を押し付けるものにならないか、とても心配です。
 子育ては、一定の尺度で、「向上」とか「低下」などと測れるものではないと思います。むしろ、行政が支援するべきなのは「家庭の教育力の向上」ではなく、各家庭それぞれの子育てに寄り添った支援です。
政治や行政が掲げる「教育力」を「身につけさせること、向上させること」が必要だというのは、家庭の子育てへの過度の介入を招かないか、不安を感じます。


(6)このほかにも、保護者からの不安の声が寄せられています
 次のように、たくさんの保護者から、条例案への不安と心配の声が寄せられています。その一部を紹介します。

*教育2条例案を採決しないでください。「市長及び市教委、市会」が「教育に寄せる市民の多様な願いや思い」を汲み取るなら、各区の懇談会での学校選択制を疑問視する声は無視できないはず。拙速な議論に反対します。(0・3歳児の父)

*市はこれまで、多くの保護者の声を、それが意向に反する場合は汲み取ってくれませんでした。アピールしてきたのですが・・・。 前文「市民の多様な願いや思いを汲み取って施策に十分に反映」とされても到底信じられず辛い。採決しないでください。(小4児の母)

*市議会議員さん、貴方の選挙区の子ども達みんな笑が顔になれますか? 地域、恩師、親御さんの意見を聞きましたか? 突っ走るばかりでなく、市民の声にじっくりと耳を傾けるのが政治家のあるべき姿です。もう一度立ち止まってよく考えて下さい! (中学・高校生の母)

*「家庭の教育力」とは何でしょう。家庭に介入しないでください。それが仮に塾などの、純粋に学習的なものであるにしても。「学校教育と家庭教育の連携に配慮」とありますが、先生の評価法など、連携を壊すことになる。子どもを不幸にします。(小4児の母)

*先生を管理すれば、生徒の能力が上がるというのは間違いです。先生への管理は、先生から、子どもと接する時間、子どもを見守る時間を奪います。先生が生徒を教えることに専念できる環境を作るのが行政の役目。先生の余計な仕事ばかり増やすこの大阪市教育条例には大反対です。(2歳児の母)

*教育・学校の中心は先生です。それは、今まで、子ども二人が学校で世話になってつくづく感じるところです。その先生方が力を発揮することに何の配慮も示さない、この教育行政基本条例案に強く反対します。(中3の父)

*もう、これ以上、学校とか子どもに関する施策、いじらんといて!そんなむちゃくちゃな施策のほうをグレート・リセットしたいわ! (小2の父)

*保護者とともに、手を取り合って子どもを育てていく現場の先生方に、管理と強制ばかりを強いても、子ども達が健やかに成長するはずありません。即刻廃案にすべきです。(高2,中2の保護者)

*競争・管理・評価を押しつけられた教育現場で、心の通い合う教育ができるのでしょうか?現在その原理に縛られている民間の方達にも、ぜひお聞きしたい。人はひとりで生きていけないし、みんな違う。だからこそ支え合う思いやりと、それに感謝する心が育まれる教育を望みます。(大学生の母)

*教育関連2条例案、拙速な採決をしないでください。 教育はサービスと違います。子どもも親もユーザーと違います。先生も親も地域も一緒に子どもの成長を助けて行くもの。押しつけとランク付けの教育条例はそんな関係をつぶしてしまいます。(小1、中1、中3の親)

*現場で働く、いわばプレーヤーの教師が、みな、こんなルールはおかしいと主張しているのに、無理矢理押し付け、さぁ試合開始という乱暴なことは許せない。笑顔の教師に子どもを預けたいのは当然です。先生が笑っていない学校で子どもが笑えますか? (3・0歳児の母)

*教師がこの条例を支持していますか?学校選択制を支持していますか?わが子を議員や政治家に預けるわけではありません。子どもたちと直に接する現場の先生の声を聞き、子どもたちが過ごす学校の声を大事にしてください。(3・0歳児の母)

*「みんなに幸せになってほしい」という立場で、教育にあたるのが当たり前。厳しい条件を背負っている子には手厚いケアーがされるのが当たり前。所詮世の中、「勝ち組と負け組があるんだ」「おまえはどっちだ」と子どもと保護者に迫るような教育は許せません。(大学1年生の父)

*今でも息苦しい空気が充満している大阪の学校を、これ以上要らぬ条例でしめつけないでほしい。既に息子の自尊感情はずたずたになっている。教育のことは現場に任せろ。政治家は口を出すな。子どもたちに自由と誇りをとりもどさせてほしい。(中2の父親)

*大阪市議会で可決されようとしている教育条例。保護者と教育者は本来手を結べるもの。子ども同士も学び合いができます。この条例が教育現場にいらぬ分断を持ち込むのでは、と強い懸念を抱きます。拙速な議論に反対します。(0歳、3歳の父)

*評価や免職といった言葉が並ぶ条例案。読んでいるだけで息がつまります。四方八方から先生を監視して、追い詰める…教室から笑顔が消えてしまいます。条例案採決しないで下さい。(4歳・1歳の母)

*教育に政治を持ち込むのは危険です。太平洋戦争で日本は何を学んだのでしょう?子ども達を政治の道具にする、そんな教育条例を大阪に住む保護者は認めません!(3人の年子の母)

*大阪市議会で可決されようとしている教育条例。 条例案で示されているのは、教育目標の上意下達システムと、徹底した管理。先生も子どももロボットではありません!これは、学校から「活気」を奪う条例案だと思います。(4歳・1歳の母)

*「学校に保護者の声を」というのであれば、保護者と先生がじっくり対話できるような余裕をください。これ以上、先生から時間と心を奪わないでください。一方的な「評価」では、現場が混乱するだけだと思います。(2児の母)

*地域を分断して、こどもを選別する今回の条例案に断固反対です。完璧ではないのは分かっていますが、教職員を信じたいです。人間らしい“ゆとり”を持って、私は教育現場とこどもを見守っていきます。数年先に成人する子どもを思えば、この条例の可決を看過できません。お願いです。教育を政治の道具に使わないでください。(17歳の娘の父)

*先生も子どもも機械ではありません。一面的なランク付けで切り捨てないでください。子どもたちの無限の可能性を否定しないでください。強制や命令や脅しでは人は育ちません。(大1・高2・中2の保護者)
  
*人間は多様な人々の中で共に支え合い、学び会いながら豊かな成長を遂げる。子ども達を競争させることで分断、排除するところからは豊かな人間性は生まれない。こんな時代でも、親や学校、地域の人が連携して豊かな心をはぐくむ教育が出来るはずです。排除より共生を。(小4の父)

*子どもも、先生も、どちらも、しんどくなるな・・・。この先、心の豊かさなんて、どうでもよくなる時代になるのかな・・・と、不安でいっぱいです。(高1・中2・小4の母)

*日々子供達のために心を砕いてくださっている先生方に足りないのは何よりも時間と余裕です。外形的な評価や管理や競争を押し付けるのではなく、先生方や子供達をサポートする政治を望みます。(小4・中2の子の母)

*教員と保護者は、「敵対」ではなく、「連帯」で、子どもたちを育てていくべきだと思います。現代のさまざまな教育を取り巻く問題は、その個人、そして家族に対するパーソナルサポートで改善していくべき。学力等の表層部分だけに目を奪われず、その深部にある、深刻な学びの「貧困」・家庭の貧困・こどもたちの苦悩を、まず改善すべきではないでしょうか?(未就学児の母)

*教育条例が施行されて校長や教員への「評価」が厳しくなれば、校内・学級内で起こった問題が隠蔽されるようになり、必要な情報がむしろ保護者に届かなくなるのではないかと危惧します。保護者にとっては、学力テストの結果や教員評価分布よりも、日々の学校生活について先生と率直に情報交換する方がずっと大切です。(2児の母)

*教育条例によって教員同士がライバルになり、さらに保護者と教員が評価する側とされる側に分断されてしまえば、チームワークが期待できなくなります。私は、そんな学校に子どもたちを通わせたくありません。(未就学児の母)

*橋下さんは「何かを変えてくれそうだ」と期待していました。でも、昨年9月に大阪府議会で「教育基本条例案」が出てきたときから、大阪の教育はどこへ進むのか心配になりました。 学校が殺風景な「勝ち残りゲーム」の場になる・・・、そんなことを橋下さんに期待したのではありません。(3歳、小1・小2の父)


 このほかにも、多数の現役子育て世代が、教育関連2条例への不安の声をあげています。
 結論を急がず、一歩立ち止まって、現役子育て世代の声をじっくりと聞いていただくよう、強く願います。


                                           

家庭教育支援条例(案)に対する声明 ―私たちはこんな条例望んでいません―

2012.05.07 15:43|声明文
私たち「現役子育て世代」は、この条例を望んでいません
――― 家庭教育支援条例(案)に対する声明 ―――

2012年5月7日
発言する保護者ネットワーク from 大阪

1 家庭教育支援条例の問題点
 5月1日~2日にかけて、複数の新聞およびテレビ局は、大阪維新の会・大阪市会議員団が「家庭教育支援条例(案)」をとりまとめたと報道しました。報道内容によれば、同条例案の内容は、発達障がいを「親のせい」と断定し、これを「予防・防止」するために「伝統的子育て法」を各家庭に教育すると定めています。
 これは、まったく科学的根拠がない考え方に基づいており、現に発達障がいの子をもつ保護者の気持ちを大きく傷つけるものです。発達障がいの子どもとその親に寄り添ってサポートをするのではなく、「予防・防止」という形で排除することにつながります。
 また、発達障がいの子どもをもつ保護者だけでなく、すべての保護者に対しても重大な影響を与えます。なぜなら、この条例案は、すべての保護者に「伝統的子育て法」を強制し、「親心」、「父性と母性」、「結婚の意義」などについて、政治家または行政機関が決めたとおりに教育する、つまり強制するものとなっているからです。
条例案の全体を通じて、発達障がいへの偏見や、性差別的な家庭感も強く感じられます。
 このほかにも、条例案には多くの問題点があります。次に紹介するように、多くの保護者から不安や疑問の声が出ています。

2 現役子育て世代の声――― 条例案への不安・疑問が噴出しています
* 子育てはしんどいものです。やってみたら分かります。条例を作って、親に圧力をかけるなんて、しんどい所にさらに重い十字架を背負わす事です。親がよりいっそう孤独になり、孤立するだけではないでしょうか。(中・高校生の母)
* そもそも家庭で子どもを守り育むことと、保育所・幼稚園での学びは別ものでしょう。なぜ、親になることを保育所・幼稚園の「一日体験」で学べるのかまったく理解不能です。(小4の母)
* 私は、子どもを信頼できるプロの保育士に預けているのであって、ひっきりなしに「子育て体験」にやってくる素人に、わが子を「勉強のため」に抱いてほしくはないです。(0・3歳の母)
* 競争で子どもがのびるとか、義務や強制で親がマトモになるなんて、論理が雑すぎませんか。現象を丁寧に分析して対策を講じる過程を欠いているように見えます。今、本当に必要なのは親の貧困や孤立への支援ではないのですか。 (3歳・小1・小3の父)
*「虐待、非行、不登校、引きこもり等」は単に愛情の問題でしょうか。大人にも子どもにも世知辛く生きにくい社会そのものに問題があることを、多くの保護者は気づいているはずです。親を教育するなどと言う前に、子育てしやすい労働環境に恵まれた大阪市と大阪府にするのが先ではないでしょうか。(3児の父)

3 私たちは「排除」や「予防」ではなく、寄り添うサポートを望みます
 上記のように、私たちは今まさに子育てをしている保護者として、今回の条例案について強い疑問と不安を抱いています。そもそも政治が「家庭教育の中味」について介入したり、特定の思想や考え方を押しつけたりすることに、強い違和感を覚えます。これは、政治が学校教育の現場に介入してもよいという教育基本条例と共通した考え方ではないでしょうか。
 一人一人の保護者は、喜び、悩み、戸惑い、ときには苦しみながらも、子どもに向きあって子育てをしています。いま政治に必要なのは、「一人一人の子どもや保護者に寄り添ったサポート」です。
「今の若い母親には親心が欠けている」と批判したり、「子どもが発達障がいになるのは子育て方法が悪いからだ」と非難することは、親を追い詰めることにしかなりません。上から押さえつける教育や強制によって解決するものではありません。

4 「維新の会」および橋下市長の対応について
 上記の条例について橋下市長は、「発達障がいは親の責任」というのは自分の考え方と違うと弁明しました。また維新の会市議団は、「5月議会では提出せず、これから議論する」と、これまでの報道内容とは異なる弁明をしています。
 しかし、これらの対応をみても、私たちは安心できません。むしろ、不安を高めています。なぜなら、市民から強い批判を受けたにもかかわらず、条例案に盛り込まれていた多数の問題点については反省の言葉がないからです。
 橋下市長は、この条例案に関して、政治あるいは行政機関が「家庭教育の中味」について指導・介入すること自体は肯定しています。家庭教育に対して、特定の政治的な思想や考え方を押しつけるという基本姿勢は全く反省されていないのです。
これでは、形は変わっても、今回の条例案に盛り込まれていた「伝統的子育て法」の強制や、「親心」・「父性と母性」・「結婚の意義」などを政治家または行政機関が決めたとおりに教育するという動きが再び現れてしまうのではないでしょうか。私たちは、このことを強く危惧します。
 このような根本的な問題がありますから、今回の条例案に関しては、部分的な修正によって問題が解決するとは到底思えません。大阪維新の会・大阪市会議員団の皆様に対しては、このような条例案を市議会に提出せず、真摯に保護者の不安・疑問・批判に耳を傾けていただくよう、強く要請いたします。
                                           以上


家庭教育支援条例(案)⇒ http://osakanet.web.fc2.com/kateikyoiku.html