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橋下市長と大阪維新の会が掲げる「教育基本条例案」で、本当に大阪の教育は良くなるのでしょうか。私たちは、子どもたちのための教育改革を願って発言をはじめます!

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【桜宮高校入試中止の件】橋下市長への要請書

2013.01.18 23:51|声明文
桜宮高校の入試中止など、一方的な提案は問題解決になりません
さらに生徒を苦しめる言動を中止してください
― 痛ましい事件が起きた緊急事態だからこそ、慎重で冷静な対応が必要です ―

2013年1月18日
大阪市長 橋 下 徹 殿 

                発言する保護者ネットワークfrom 大阪

【要請事項―――― 私たちの思い】
1 市長は、桜宮高校の在校生・受験生を傷つける言動を繰り返さないでください。
2 桜宮高校の入学試験実施のための予算執行を停止しないでください。
3 体罰をなくす方法について、保護者・生徒・教育関係者から十分に意見を聴取し、その合意のもとで解決策を推進してください。

【要請の理由】
私たちは、現役子育て世代が集まるネットワークです。 「子どもに寄り添う教育」を願って、学んだり語り合ったりしながら、情報や意見を発信しています。
大阪市立桜宮高校で体罰を受けた生徒が自殺するという痛ましい事件が起きました。その後の橋下市長の言動には、次のとおり問題点があると考えています。生徒や保護者をさらに苦しめる言動をとらないよう、次のとおり要請します。


1 市長は、桜宮高校の在校生・受験生を傷つける言動を繰り返さないでください。

橋下市長は、桜宮高校の全生徒・全教師が責任を負うべきであるかのような発言を繰り返しています。一例として、1月15日の記者会見では、「仲間が死んだのだから、今何をすべきか考えてもらいたい。この状況で部活をやったら、人間としてはダメだ」と発言しています。
この発言は、体罰が横行するなかでの学校生活を余儀なくされていた在校生が、さらに罰を受けることを当然視するかのようです。また、生徒や保護者の意見を聞くこともないままに、こうした発言を繰り返しているという点にも問題があります。
いま大切なのは、今回の件を受け止めて、在校生・教員・保護者が深く話し合う機会を設けることです。上からの「禁止」や「命令」を振りかざすのは、体罰の延長線上にある同じやり方です。これでは、体罰の温床をなくして本当の解決を実現することは難しいと思います。


2 桜宮高校の入学試験実施のための予算執行を停止しないでください。

橋下市長は、1か月後に迫った桜宮高校の入学試験を中止すべきと発言し、その予算執行を停止すると述べています。たとえば1月17日の記者会見では、「(桜宮高校は)子どもを迎えられる体制ではない。受験生がかわいそうといったことよりはるかに深刻な事態」、「(今春の入試は)あきらめてもらう」と述べています。
しかし、今年の受験生にとって、自分が目標として目指してきた高校への入学試験は、一生に一度の大事な機会です。そして、このために長い期間をかけて勉強と準備を重ねてきたのです。それを直前期の今になって、受験生自身には責任がない事情に基づいて、突如として目標が失われることの喪失感や無念は重大です。
入試を中止する権限をもたない市長が、教育関係者や学校現場の意見も聞かないままに入試の中止を強く主張して妨害しようとするのは、まさに体罰と同じく一方的かつ強圧的な手法であり、真の合意形成や問題解決とは程遠いものです。


3 体罰をなくす方法について、保護者・生徒・教育関係者から十分に意見を聴取し、その合意のもとで解決策を推進してください。

生徒の自殺という痛ましい出来事が起きた場合に必要なことは、教師や学校に対するバッシングではなく、その背景事情を含めた十分な事実解明と再発防止策の策定です。
今回の件についても、市長および市教委から独立した公平・中立な第三者機関による調査が必要です。その際には、2011年6月1日付の文科省通知「児童生徒の自殺が起きたときの背景調査の在り方について」に沿った内容(遺族への適切な説明や意見聴取、弁護士だけでなく教育・スポーツ・医学・心理など他の領域の専門家も第三者委員会に入れること等)により調査が進められるべきです。
橋下市長は、桜宮高校とその関係者を対象にした攻撃的な言動を繰り返していますが、これは桜宮高校で生じていた問題の解決にならないばかりか、他の学校に通う生徒やその保護者の不安にこたえることにもなりません。

橋下市長は、私たち現役子育て世代の声をじっくりと聞いていただき、子どもと保護者を苦しめる言動を繰り返さないように、強く求めます。
                                          以上
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