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橋下市長と大阪維新の会が掲げる「教育基本条例案」で、本当に大阪の教育は良くなるのでしょうか。私たちは、子どもたちのための教育改革を願って発言をはじめます!

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大阪市教育行政基本条例・学校活性化条例の拙速な成立に反対します。

2012.05.24 22:32|声明文
PDFファイルはこちら

教育の場には、「管理と競争」よりも「励ましと支え合い」が必要だと思います
子育て世代の声を、じっくり聞いてください


大阪市教育行政基本条例・学校活性化条例の拙速な成立に反対します

2012年5月24日
発言する保護者ネットワークfrom 大阪


【要請の趣旨】
1 大阪市会で審議されている「大阪市教育行政基本条例(案)」と「大阪市立学校活性化条例(案)」について、拙速な採決・成立をしないでください。
2 上記2つの条例案については、多数の保護者から不安や危惧の声が出ていますので、そのことに十分に配慮していただき、条例案の根本的な再検討あるいは廃案を検討してください。
3 学校は、管理と競争の場ではなく、一人一人が個性豊かに発達成長できる場です。ところが2つの条例案は、「目標」や「評価」を打ち出して徹底的に子ども・保護者・教員を競争させようとしています。学校に格差や序列化が生じ、さらには学校選択制と学校統廃合が進められることを危惧します。いま一度、立ち止まって保護者の声にじっくりと耳を傾けてください。
 この要請書の後半に、保護者28名の生の声を掲載していますので、ぜひお読みください。

【要請の理由】
私たち「発言する保護者ネットワークfrom 大阪」は、約90名の現役子育て世代が作るネットワークです。 「競争に追い立てるのではなく、子どもに寄り添った教育を」という願いをもって、学んだり語り合ったりしながら、情報や意見を発信しています。
今回、大阪市会で審議されている「大阪市教育行政基本条例(案)」と「大阪市立学校活性化条例(案)」には、次のとおり重大な問題点があると考えています。

(1)政治家である市長が、教育の「目標」を決めてよいのでしょうか(教育行政基本条例)
 教育行政基本条例は、大阪市長が「目標」を含む基本計画を作成すると定めています。教育委員会と協議することになっていますが、その結果として教育委員会が反対しても計画案を決定できることになっています。専門家や学校現場の意見を聴取する手続もないままに、政治家である市長や議会だけの決定で、教育の「目標」が決められてしまいます。このことに、強い違和感を感じます。
また、テストの点数や出席率などの数値を「目標」にされることにも不安を感じます。子どもたち一人一人がかかえる課題や悩みに寄り添わず、学校現場の実態からもかけ離れた「目標」が押し付けられるのではないか、とても心配です。

(2)学校ごとの「目標」が、先生の評価基準にされることの怖さ(学校活性化条例)
 学校活性化条例では、各校の「学校協議会」が目標達成度を評価したり、先生たち一人一人の職務状況に意見を言えることになっています。しかし、保護者でも卒業生でもない人が「学校協議会」のメンバーになり、教室での仕事ぶりや、子どもとの向き合い方について点検したり批判したりできるのでしょうか。
 学校ごとの「目標」は、校長先生が決めることになっています。その目標達成の度合いが、先生たちの勤務評価につながります。これでは、先生たちが一人一人の子どもに向き合うことよりも、市長や校長先生が決定した「目標」を達成することに追い立てられてしまいます。
先生たちの日々の努力への「評価」は、すぐに決まるものではありません。学校を巣立った子どもたちが、社会で生きていくなかで、先生たちから教わったことが生きてくるのです。テストの点数や出席率などで簡単に「評価」できるものではないと思います。

(3)教育は、市民の「意向」や「選択」によって左右されるもの? (教育行政基本条例)
 教育行政基本条例は、市民の「意向」や「選択」を把握するのが行政の仕事だとしています。一見するといいことにも思います。しかし、何が「市民の意向」なのかを見極めるのは大変です。しかも、「多数の市民の声」によって教育が左右されることがあってはならないと思います。
 私たちが望むのは、「一人一人の子どもに寄り添った教育」です。そのためには、一人一人それぞれの子どもたちに、平等に教育の機会が保障され、あたたかい教育の場が確保されることが必要です。どの地域に住んでいても、どの学校に入学しても、そこで十分な教育を受けられること。これこそが本当に大切だと思います。
橋下市長は、「市民は学校選択制を望んでいる。それが民意だ。」と言っています。しかし、実際には市民の意見は一色ではありません。学校選択制には不安の声も出ています。もし教育行政基本条例が成立したら、市長が「これが市民の意向だ、市民の選択だ」と決めたり、「公募された区長の意見が、民意だ」とすることによって、結局は一人一人の保護者の意見を聞くこともなく、教育制度が変えられてしまうのではないでしょうか。とても不安です。

(4)学校の格差や統廃合をもたらす「情報公開」でいいの?(教育行政基本条例、学校活性化条例)2つの条例には、教育や学校についての「情報公開」が掲げられています。これも、一見するといいことにも思えます。しかし、これまで市長が述べてきた「学校ごとの点数の公表」や、最近の修正案で出てきた「教師の評価の公表」などは、私たち保護者が望むことではありません。
テスト結果を公表することは、先生たちが「学校全体の平均点数」を上げることに追い立てられ、一人一人の子どもの「つまづき」の原因を取り除こうとする余裕を失わせてしまいます。むしろ、平均点数を上げるためには、「低い点数の子は無理だから放っておいて、中くらいの点数の子を伸ばすことに集中する」とか、「低い子はテストの日に休ませる」などという弊害をもたらします。そのような実例は国内にも海外にも実在します。
テスト点数や勤務評価についての情報公開は、学校選択制のもとで学校を選ぶ判断材料とされます。それによって児童生徒の集中、学校間格差、学校統廃合が急速に進むのではないでしょうか。
競争にさらされるなかで、居場所のない子どもたちを排除してしまう結果にならないでしょうか。そのことも、とても心配です。
私たちは、そんな殺伐とした競争をもたらす「情報公開」は望んでいません。

(5)政治が、家庭の教育力を「向上」させるとは、どういうことでしょうか(教育行政基本条例)
 教育行政基本条例は、政治の力によって「家庭の教育力を向上させる」としています。しかし、これは、今年5月8日に撤回された「家庭教育支援条例」と同じ違和感を感じます。特定の「子育て法」を押し付けるものにならないか、とても心配です。
 子育ては、一定の尺度で、「向上」とか「低下」などと測れるものではないと思います。むしろ、行政が支援するべきなのは「家庭の教育力の向上」ではなく、各家庭それぞれの子育てに寄り添った支援です。
政治や行政が掲げる「教育力」を「身につけさせること、向上させること」が必要だというのは、家庭の子育てへの過度の介入を招かないか、不安を感じます。


(6)このほかにも、保護者からの不安の声が寄せられています
 次のように、たくさんの保護者から、条例案への不安と心配の声が寄せられています。その一部を紹介します。

*教育2条例案を採決しないでください。「市長及び市教委、市会」が「教育に寄せる市民の多様な願いや思い」を汲み取るなら、各区の懇談会での学校選択制を疑問視する声は無視できないはず。拙速な議論に反対します。(0・3歳児の父)

*市はこれまで、多くの保護者の声を、それが意向に反する場合は汲み取ってくれませんでした。アピールしてきたのですが・・・。 前文「市民の多様な願いや思いを汲み取って施策に十分に反映」とされても到底信じられず辛い。採決しないでください。(小4児の母)

*市議会議員さん、貴方の選挙区の子ども達みんな笑が顔になれますか? 地域、恩師、親御さんの意見を聞きましたか? 突っ走るばかりでなく、市民の声にじっくりと耳を傾けるのが政治家のあるべき姿です。もう一度立ち止まってよく考えて下さい! (中学・高校生の母)

*「家庭の教育力」とは何でしょう。家庭に介入しないでください。それが仮に塾などの、純粋に学習的なものであるにしても。「学校教育と家庭教育の連携に配慮」とありますが、先生の評価法など、連携を壊すことになる。子どもを不幸にします。(小4児の母)

*先生を管理すれば、生徒の能力が上がるというのは間違いです。先生への管理は、先生から、子どもと接する時間、子どもを見守る時間を奪います。先生が生徒を教えることに専念できる環境を作るのが行政の役目。先生の余計な仕事ばかり増やすこの大阪市教育条例には大反対です。(2歳児の母)

*教育・学校の中心は先生です。それは、今まで、子ども二人が学校で世話になってつくづく感じるところです。その先生方が力を発揮することに何の配慮も示さない、この教育行政基本条例案に強く反対します。(中3の父)

*もう、これ以上、学校とか子どもに関する施策、いじらんといて!そんなむちゃくちゃな施策のほうをグレート・リセットしたいわ! (小2の父)

*保護者とともに、手を取り合って子どもを育てていく現場の先生方に、管理と強制ばかりを強いても、子ども達が健やかに成長するはずありません。即刻廃案にすべきです。(高2,中2の保護者)

*競争・管理・評価を押しつけられた教育現場で、心の通い合う教育ができるのでしょうか?現在その原理に縛られている民間の方達にも、ぜひお聞きしたい。人はひとりで生きていけないし、みんな違う。だからこそ支え合う思いやりと、それに感謝する心が育まれる教育を望みます。(大学生の母)

*教育関連2条例案、拙速な採決をしないでください。 教育はサービスと違います。子どもも親もユーザーと違います。先生も親も地域も一緒に子どもの成長を助けて行くもの。押しつけとランク付けの教育条例はそんな関係をつぶしてしまいます。(小1、中1、中3の親)

*現場で働く、いわばプレーヤーの教師が、みな、こんなルールはおかしいと主張しているのに、無理矢理押し付け、さぁ試合開始という乱暴なことは許せない。笑顔の教師に子どもを預けたいのは当然です。先生が笑っていない学校で子どもが笑えますか? (3・0歳児の母)

*教師がこの条例を支持していますか?学校選択制を支持していますか?わが子を議員や政治家に預けるわけではありません。子どもたちと直に接する現場の先生の声を聞き、子どもたちが過ごす学校の声を大事にしてください。(3・0歳児の母)

*「みんなに幸せになってほしい」という立場で、教育にあたるのが当たり前。厳しい条件を背負っている子には手厚いケアーがされるのが当たり前。所詮世の中、「勝ち組と負け組があるんだ」「おまえはどっちだ」と子どもと保護者に迫るような教育は許せません。(大学1年生の父)

*今でも息苦しい空気が充満している大阪の学校を、これ以上要らぬ条例でしめつけないでほしい。既に息子の自尊感情はずたずたになっている。教育のことは現場に任せろ。政治家は口を出すな。子どもたちに自由と誇りをとりもどさせてほしい。(中2の父親)

*大阪市議会で可決されようとしている教育条例。保護者と教育者は本来手を結べるもの。子ども同士も学び合いができます。この条例が教育現場にいらぬ分断を持ち込むのでは、と強い懸念を抱きます。拙速な議論に反対します。(0歳、3歳の父)

*評価や免職といった言葉が並ぶ条例案。読んでいるだけで息がつまります。四方八方から先生を監視して、追い詰める…教室から笑顔が消えてしまいます。条例案採決しないで下さい。(4歳・1歳の母)

*教育に政治を持ち込むのは危険です。太平洋戦争で日本は何を学んだのでしょう?子ども達を政治の道具にする、そんな教育条例を大阪に住む保護者は認めません!(3人の年子の母)

*大阪市議会で可決されようとしている教育条例。 条例案で示されているのは、教育目標の上意下達システムと、徹底した管理。先生も子どももロボットではありません!これは、学校から「活気」を奪う条例案だと思います。(4歳・1歳の母)

*「学校に保護者の声を」というのであれば、保護者と先生がじっくり対話できるような余裕をください。これ以上、先生から時間と心を奪わないでください。一方的な「評価」では、現場が混乱するだけだと思います。(2児の母)

*地域を分断して、こどもを選別する今回の条例案に断固反対です。完璧ではないのは分かっていますが、教職員を信じたいです。人間らしい“ゆとり”を持って、私は教育現場とこどもを見守っていきます。数年先に成人する子どもを思えば、この条例の可決を看過できません。お願いです。教育を政治の道具に使わないでください。(17歳の娘の父)

*先生も子どもも機械ではありません。一面的なランク付けで切り捨てないでください。子どもたちの無限の可能性を否定しないでください。強制や命令や脅しでは人は育ちません。(大1・高2・中2の保護者)
  
*人間は多様な人々の中で共に支え合い、学び会いながら豊かな成長を遂げる。子ども達を競争させることで分断、排除するところからは豊かな人間性は生まれない。こんな時代でも、親や学校、地域の人が連携して豊かな心をはぐくむ教育が出来るはずです。排除より共生を。(小4の父)

*子どもも、先生も、どちらも、しんどくなるな・・・。この先、心の豊かさなんて、どうでもよくなる時代になるのかな・・・と、不安でいっぱいです。(高1・中2・小4の母)

*日々子供達のために心を砕いてくださっている先生方に足りないのは何よりも時間と余裕です。外形的な評価や管理や競争を押し付けるのではなく、先生方や子供達をサポートする政治を望みます。(小4・中2の子の母)

*教員と保護者は、「敵対」ではなく、「連帯」で、子どもたちを育てていくべきだと思います。現代のさまざまな教育を取り巻く問題は、その個人、そして家族に対するパーソナルサポートで改善していくべき。学力等の表層部分だけに目を奪われず、その深部にある、深刻な学びの「貧困」・家庭の貧困・こどもたちの苦悩を、まず改善すべきではないでしょうか?(未就学児の母)

*教育条例が施行されて校長や教員への「評価」が厳しくなれば、校内・学級内で起こった問題が隠蔽されるようになり、必要な情報がむしろ保護者に届かなくなるのではないかと危惧します。保護者にとっては、学力テストの結果や教員評価分布よりも、日々の学校生活について先生と率直に情報交換する方がずっと大切です。(2児の母)

*教育条例によって教員同士がライバルになり、さらに保護者と教員が評価する側とされる側に分断されてしまえば、チームワークが期待できなくなります。私は、そんな学校に子どもたちを通わせたくありません。(未就学児の母)

*橋下さんは「何かを変えてくれそうだ」と期待していました。でも、昨年9月に大阪府議会で「教育基本条例案」が出てきたときから、大阪の教育はどこへ進むのか心配になりました。 学校が殺風景な「勝ち残りゲーム」の場になる・・・、そんなことを橋下さんに期待したのではありません。(3歳、小1・小2の父)


 このほかにも、多数の現役子育て世代が、教育関連2条例への不安の声をあげています。
 結論を急がず、一歩立ち止まって、現役子育て世代の声をじっくりと聞いていただくよう、強く願います。


                                           
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